はじめに
北摂の猪名川町に標高753mの阪神地域最高峰・大野山があります。
6月下旬ごろに紫陽花が咲く有名な場所で天文台もあり、サザエさんのオープニングになった事でもあります。
紫陽花が見頃である梅雨時期にここに登るのは厳しく、春や秋に登っていたのですが今回、ピークは過ぎていますが登る事ができました。
出発します
昼までに帰ってくる予定でしたので5時半に出発。新しい利倉橋で出発の撮影。
もうとっくに夜が明けてますね。蒸しっとします。
ルートは定番の猪名川サイクリングロードから12号線【猪名川渓谷ライン】を北上します。
くろまんぷへ
『道の駅いながわ』で小休止をして再び出発。
大野山へ登るときは『くろまんぷ』を経由します。
木津から林田に通じる津坂トンネルのことです。
兵庫県猪名川町ホームページより
明治14年(1881)に柏原村の福井伊之助が工事費1,175円で請け負ったのですが、固い岩盤、所々にある軟岩の崩壊で、大変な難工事となり、工費の不足は柏原の人達が私財を投げ打って完成させ、明治の隠れた偉業といわれました。
別称「くろまんぷ」の元となった岩肌は、現在コンクリートで固められ見えませんが、周囲の様子から当時の苦労をしのぶことができます。
石製トンネルで現在も使用されているものの中で、日本最古とも言われています。
早朝ということもあり、薄暗く少し怖い感じがあります。
前日に降った雨のせいで少しスリッピーです。あまりトルクをかけずゆっくりと登ります。
ちなみに距離は1kmもありません。
くろまんぷを越えて、【猪名川渓谷ライン】に復帰します。
晴れ間も見えてきて路面も乾いてきました。数キロを走ると大野山へ向かう道が見えてきます。
ここから登山道入口までの道のりもなかなかの登りです。
気温が上がってきたせいもあり、汗が大量に吹き出し、大きく体力を消耗してきました。
疲れてきたので『撮影』と言う名の休憩を入れ、登山道入口に到着。
ここで水分補給をしておきます。休憩をしているとバイク乗りのみなさんが軽快に登って行かれました。
大野山ヒルクライムスタート!
たいそうに『ヒルクライム』と銘打ちましたが、ゆっくりと登ります。
序盤からずっと10%以上の勾配が続くので、ひたすら我慢しながらペダルを回します。
ヒーコラ言いながら登っていたら先ほど登っていったバイク乗りの人達が。。
なにやらメカトラみたいで止まってました。
先に進み、登っていると後方からバイク音が。どうやらトラブルを解決できたらしく登って来られました。
せっかくここまで来たのだから登らないと。しかも一方通行ですし、後戻りはできません。
なんとか『猪名川の源流』まで辿りつき小休止。
ボランティアで『猪名川の源流』を掃除されていた方がいました。
大野山山頂と天文台
山頂へは自転車で行けないので、担ぐか押して歩いていくしかありません。
行く価値はありますし、せっかくここまで来たのだから訪れた方が良いかと思います。
山頂の画像はトップに掲載しております。360度のパノラマ。晴れていればかなり遠くまで見ることができます。
紫陽花のピークは過ぎていたようで、少し残念な感じでした。
見晴らしもいつもより良くなかったですね。
山頂から天文台へ向かい撮影。
天文台のベンチで進研ゼミの勉強している親子がいてました。
なんなんだ?
下りもかなりの急勾配なのでゆっくり下っていきます。
カフェ・マンナさんでモーニング
『どこでモーニングを食べようか』と考えながら大野山を下り、
『道の駅・いながわ』近くにあるカフェ・マンナさんへ。
かなり汗をかいていたのでテラス席へ。モーニング後にかき氷もオーダー。
かき氷を持ってくれたオーナーさんと少しお話し。
さいごに
今から北摂方面へ向かうサイクリストさんとたくさんすれ違いながら、帰宅しました。
2017年から毎年走るようにしている『くろまんぷ&大野山』今年も登ることができました。
春・秋・冬と走って、今回は初夏。大量の汗をかき、体力をかなり消耗してしまいました。
これから暑くなる時期ですので、水分・塩分補給はこまめに取って走りたいと思います。
この時期、走るなら早朝や夜しかありませんね~。日中は危険です。