はじめに
亀岡にある獨鈷抛山 千手寺【とこなげさん】へ雲海を見に行ってきました。
アテンドはいつもお世話になっているM氏と僕とS氏とのトリオライド。いつもメンバーです。よろしくお願いします。
110号線から亀岡へ
大阪から亀岡方面に行くには峠を越えていきます。ルートはいくつかあり、どれも登りごたえのある坂道ですが、今回は府道110号線『余野茨木線』を走ります。途中、寒くなってウインドブレーカーを着込みます。『余野茨木線』は忍頂寺までの登りで平均勾配は4,5%くらいでしょうか?トレーニングするにはもってこいの場所で週末にはたくさんのサイクリストが登っています。ここから『豊中亀岡線』に入り府道407号線『東掛小林線』に至り亀岡市内に入ります。
亀岡市内は霧の中
亀岡市内に入ると辺り一面に霧に包まれ視界が数百m先となり、なんとも幻想的な景色になりますが、水蒸気がクリアレンズに付き視界が悪くなってしまいました。
とこなげさんヒルクラム開始
稗田阿禮社の鳥居をくぐり道なりに走ると登山道のような坂道へ。どうやら行者さんが登る道のようです。勾配がぐんぐんと上がり17%くらいにきたところで対向車が来たり道も悪くなってきたところで下車。
また、勾配がゆるくなり再び自転車で登り到着。
獨鈷抛山 千手寺【とこなげさん】
現在は臨済宗妙心寺派に属し「とこなげ山」あるいは「眼病」に霊験あらたかな寺として親しまれています。
獨鈷抛山 千手寺【とこなげさん】ホームページより
寺伝によると大同二年(807年)弘法大師の開創といわれ、遣唐使として唐に渡り、密教の奥義を伝授された大師が帰国に際し、本国に向かって「独鈷(とっこ)」を天に投げたところ白雲を引いて飛び去ったといいます。帰国後その行方を奈良の 春日神社にうかがい「丹波国佐伯の庄山内村の北峰、娑婆山の松の枝にかかっている」との神託により、白鹿に導かれて、この地に来られたということです。
以来この地を「鹿谷(ろくや)」山号を「獨鈷抛山(とこなげさん)」十一面千手観音(大師一刀三礼の作)を安置するので「千手寺(せんじゅじ)」というよ うになりました。
当寺は創建後藤原時代に焼失し建長寺の止菴和尚が復興し真言宗から臨済宗に移りました。その後、天正五年(1577年)にも兵火にかかり、妙心寺の禅岩和尚が 再興して妙心寺派に属するようになりました。
到着して階段を登り切ると正門があるのですが、何やら撮影をしていたので裏から回って境内を散策。撮影していたのは亀岡市の広報課で亀岡市がSDGs未来都市および自治体SDGsモデル事業の選定を受け、そのプロモーション撮影をしているとお聞きしました。
綺麗に紅葉している木々を見ながら境内へ向かう事ができました。これだけでも登ってきた甲斐があります。
雲海を見る
撮影を見学していたらスタッフから『もうすぐ終わりますので』と言われしばし待機。本堂をお参りしていたら撮影が終了。雲海を見にいきます。
広がる雲海を見て、ただただ感動。心が洗われました。亀岡カントリー近くにある『霧のテラス』にも行った事があるのですが、こちらはお寺という雰囲気も相まって厳かな感じがしました。
しばしメンバーと雲海を堪能したあと、来た道を下ります。下りも登り同様に怖いのでそろりそろりと慎重に。
大石酒造に寄って帰る
今ライドをアテンドしていただいたM氏が『酒屋に寄って帰りましょうか?』ということで『大石酒造』へ。僕は家族に手前味噌を買って帰りました。
ひいらぎ峠から一庫方面を通って帰る
帰りは僕が先頭を曳いて帰ります。一庫ダムまではほぼ信号なしのノンストップ。途中でバテましたがなんとか最後まで先頭の役目を果たす事ができました。
今回は交通量の多い173号線を通って川西まで行き、猪名川サイクリングロードで尼崎方面へ。解散場所まで来ましたが豊中の『CHOCOLATE BRANCH』さんでチョコソフトクリームを食べて帰る事に。スイーツ補給をして今回のライドは解散。
さいごに
今回の雲海ライドは最高でした。序盤は程よいヒルクライム。その後は氷点下の山間部を下り、霧の亀岡へ。雰囲気のある行者道を登り、その先には雲海広がるお寺からの眺め。何から何まで最高でした。いつもいつも楽しいライドに連れて行っていただき感謝です。